2015年3月29日日曜日

【うさぎのコラム112%】00 劇団の立ち上げ

こんにちは。コンスタントなブログ更新を目指して。
うさぎ112kgの工藤です。


劇団うさぎ112kg『ひとり、生理食塩水に溺れるナイチンゲール0.9%』を112%楽しむコラム、
通称【うさぎのコラム112%】

演出・工藤による連載をします。
このコラム112%は、
『ひとり、生理食塩水に溺れるナイチンゲール0.9%』を112%楽しむためのツールです。

舞台に直接関係あるとかないとか、
遠巻きに関係あるとかないとか、
あることないことを吹聴してはお客さんを混乱させようという魂胆のもと、、、
いえ、『ひとり、生理食塩水に溺れるナイチンゲール0.9%』に関心を持っていただきたく、連載に至りました。


まず、最初にふさわしいのは、
【どうして劇団を立ち上げたのか】ってことでしょうね。

これには、いろんな理由があります。

端的に言うと、二つ。

演劇の表現の自由さをもっと伝えたい。

仙台学生演劇界、ひいては、仙台演劇界に一石投じてみたい。


大仰にでました。
どれだけできるかは、まだわからないんですけど。

ことのはじめは、
「一緒に演劇やりたいよね。」
それだけでした。



で、上の二つに補足する動機がいくつか。



1つ目 大学の演劇部から離れること

私は、かつて大学の演劇部に所属していました。
演劇部では、主に演出、制作、たまに役者を兼ねて活動していましたが、
大学演劇部には制約が多すぎました。
たぶん、それはどこの演劇部も同じだと思います。
それが肌に合わなかった、というわけではないのですが……。
さらには、3度演出を行った時点で、演劇部では演出をやりすぎてしまった。

もっと満足できる自由な作品づくりをしたくて、
それが心残りで演劇やめるのも口惜しくて、
共感できる仲間がいて、
いろんな条件が噛み合って、立ち上げのエンジンを動かせたんですね。



2つ目 演劇とお客さん

演劇って、お客さんがいて成り立つものです。
でも、まだまだ身近な文化じゃない。言ってしまうとサブカルチャーの域でしょうか。
リアリティを含有しつつ、フィクションを描くのはドラマや映画とさして変わらないけど、
その行いが目の前で、生で行われる現場。それが演劇なんです、と。
それを体験している人がどれほど少ないことか、悩ましいのです。
まだまだ演劇は文化的に敷居が高すぎるようで……。
表現の自由さとか、生き生きとしているところを、いろんな人に見てもらいたいんです。

演劇が、私たちの周りにもっと近い文化になったら良いなと願っています。



3つ目 女の子と演劇

劇団うさぎ112kgは、女性を主体としていることを売りにしています。
女性による演劇の表現を、広げてみたいからです。

女性の社会進出とかそういうかたっくるしいことじゃなくて、
単に、女の子メインで面白いものをみせたいだけ。
で、やるなら、妥協せずに本気でやりたい。
仲良く芝居つくることも大事なんですけど、
馴れ合いじゃなくて、クオリティ重視で、
それより一歩先に進みたいと思っています。

第一回公演『ひとり、生理食塩水に溺れるナイチンゲール0.9%』も、
「鈍器で殴るような女性的暗部を鋭利に描く」ことを目的としています。
女性を主軸に据えてどこまでやれるか、ぜひ見届けていただけたらと思います。



以上3つがメインの動機です。

ほんとはいろいろもっとあるんだけど、このくらいにしておきます。




表現がうんぬんとか、自由を求める、なんてありきたりな動機で、
イマドキ流行らないんですけどね。

若気の至りでしょうか。


私の最終的な目標は、
「お母さん、若いときに劇団持ってたんだよ~。」
って誇れるようになることです。

……やだ、恥ずかしい。



今回はこのくらいで。
自分の覚え書きのためにも。このように残しておきます。
忘れるな、主宰。

2013.3.29
劇団うさぎ112kg 主宰 工藤

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